東洋医学って何？西洋医学との違いは？ | 枚方でジムを営み店内の様子や施術に関する情報をお写真とともにご紹介

こんにちは！

星田駅から車で4分。

枚方市高田の鍼灸＆ジムONE'Sの三木です。

今日は少しいつもとテイストの違う内容です☆

神秘的な画像を載せさせて頂きましたが、東洋医学という思想は僕にとってこれくらい不思議なものです！

「鍼灸師がなんてことを言うんだ！」と怒られそうですが、知れば知るほど奥が深く、正直頭の中で整理しきれないくらいにたくさんの驚くべき効果を発揮する東洋医学！

今日はそんな東洋医学の表面的な部分だけでも知って頂きたいと思います♪

【東洋医学の歴史】

東洋医学の起源は「祈禱（きとう）」の様に悪い霊を取り払うという呪術的なものと言われています。

その後、「霊」という観念ではなく、「気」という森羅万象の根源であり、その活動を主（つかさど）るものに置き換わりました。

今でも鍼灸治療ではこの「元気」などに用いられる「気」を整えることが大切な治療の1つとして考えられています。

今から2,000年以上前、紀元前200年頃に編纂（へんさん）されたと伝えられている「黄帝内経（こうていだいけい）」は中国最古の医学書と言われています。

今でも東洋医学の授業はこの黄帝内経に基づく内容となっています。

その後、遣隋使（けんずいし）の影響で日本にも東洋医学が持ち込まれました。

そこから日本独自の進化を遂げたのが現代の東洋医学と鍼灸治療です。

【東洋医学と西洋医学の違い】

西洋医学は1つひとつの「細胞、組織、器官」という個別に機能する集合体が「人」という考え方です。

その為、内科や外科はもちろん、循環器内科や消化器内科などそれぞれの分野のエキスパートが各々の専門性で治療を行います。

悪くなっている部分に効果のある薬を使ったり、手術で取り除いたりと1つひとつの部分を科学的根拠に基づいて治療する。

それが西洋医学の考え方であり、強みです。

東洋医学は「人」を1つの個体として考えます。

一個人に不調が出ている原因は何かを身体のバランスから紐解き、そのバランスを整える為の治療を行います。

心と身体の両面からアプローチして身体を整える。

自己免疫力を高め、病にならない身体をつくる。

それが東洋医学の考え方であり、強みです。

【東洋医学の治療根拠】

西洋医学の治療ではレントゲンやMRI、尿検査など様々な科学的根拠に基づいて病名を診断し、治療します。

では、東洋医学ではどのように診ているのでしょうか。

「望・聞・問・切（ぼう・ぶん・もん・せつ）」

望診：目で見ることです。

　　　顔色はどうか、舌の色はどうか、肌艶は、呼吸は。

　　　そういった目で見ることで身体に生じる不調を探ります。

聞診：声はどうか、呼吸音はどうかを聞くこと。

　　　更には体臭や息を嗅ぐことも含まれます。

問診：直接会話で聞くことです。

　　　どの様な症状か、いつからか、どういった時に悪化または軽減するのか。

　　　そういったことを本人や家族から聞きます。

切診：これは触れることです。

　　　脈を診ながら身体のどの部分がバランスを崩しているのか。

　　　ツボに触れながらどの部分が痛むのか。

　　　そういったことを身体に触れることで確認します。

鍼灸院ではレントゲンや尿検査など、明示できる検査方法が無いです。

そのため、「望・聞・問・切」という診察方法や理学検査という、この症状ではないだろうという除外検査を行うことで、状態把握を行います。

あくまで「診断」を行うことが出来ないので、あまりにも異常を感じた場合は、病院の受診を勧める場合もあります。

上記の様な根拠に基づき、どのツボを用いて治療するのかを考え、施術後にもう一度確認するという流れを取ります。

さて、何となくでも東洋医学について伝わりましたか？

正直、伝わりきらないですよね？

次回は「東洋医学を用いた治療方法」についてお話します。

歴史や西洋医学との違い、診察方法の違い。

それだけではどう治療するのかが分からないので、その部分をお伝えできればと思います。

ただ一つ、今日のお話の中で大切な部分があるのでお伝えします。

それは「治療の為には聞くことが重要」だということです！！

どうしてもプライベートな部分や繊細な部分、そういったことをお話頂かないといけない場面はあります。

もちろん病院でも同じです。

その際に、周りに第三者がいるとどうですか？

当院がプライベート治療院にこだわるのはそれが理由です。

信頼関係が出来なければ話す必要はありません！

ですが、信頼関係が出来たのに第三者がいて話せないのでは治療になりません。

一対一で向き合うためのプライベート治療院。

選択肢の1つにはならないでしょうか？