枚方市のONE'S鍼灸院|腰痛や足の痺れは坐骨神経痛の検査から!

query_builder 2022/11/03
腰痛
坐骨神経痛

こんにちは!

星田駅から車で4分。

枚方市高田の鍼灸&ジムONE'Sの三木です。


今回は坐骨神経痛についてです。

腰の痛みが長く続く。

お尻や足がピリピリ痺れるなどの症状で、この「坐骨神経痛」を疑いながらもとりあえず動けるからと身体に鞭打っている方もおられるのではないでしょうか!?


坐骨神経痛と一概に言っても、「腰部脊柱管狭窄症」、「椎間板ヘルニア」、「梨状筋症候群」と痛みや痺れの原因となる部位は異なります。

また、スポーツをされている若い方には「腰椎すべり症」や「腰椎分離症」といった症状が原因となり痛みや痺れが生じている可能性もあります。


「腰痛や痺れは気になるけれど、病院に行く時間はちょっと」という方は最寄りの整骨院や鍼灸院で「理学検査」というものを受けてみても良いかもしれません。

簡易的な検査ではありますが、疑いの有無をお伝えすることが出来、必要なら病院の診断を後押ししてくれると思います!


【理学検査一例】

1.SLRテスト

このテストでは主にお尻から下の後ろ側を支配する「坐骨神経」に障害が生じていないかを確認するためのものです。

特に気になるのは第4腰椎から第2仙椎という腰からお尻にかけての神経根障害です。


仰向けに寝た状態で膝を伸ばし、ゆっくりと上げていきます。

この際に、お尻や足の裏側にに痛みが生じる・ピリピリと痺れる・重だるい感覚が生じると坐骨神経に障害が生じている可能性があります。

但し、身体が硬いからストレッチの時の様な痛みが出るというのは別問題です。

70°以下で痛みが生じるかで判断し、ひどい場合だと10~30°でも痛みが生じることもあります。


2.FNSテスト

このテストでは太腿の前側を支配する「大腿神経」の障害を見分けるテストです。

特に気になるのは第2腰椎から第4腰椎という腰の骨の上部での神経根障害です。


うつ伏せの状態で膝を90°に曲げます。

そこからお尻を抑えて足首を上に引き上げます。

太腿の前側に痛みや痺れが生じると要検査の対象となります。


3.Kボンネットテスト

このテストでは「梨状筋(りじょうきん)」というお尻の深部にある筋肉が坐骨神経を圧迫してしまうために神経障害が出てしまう「梨状筋症候群」の疑いを見分けます。


膝を立てて、足を反対の膝辺りに引っかけます。

その状態で立てた膝を反対方向に倒します。

こうすることで、梨状筋が引き伸ばされ、神経を圧迫している状態かを確認することが出来ます。


このテストで膝を立てた側のお尻や太腿の後ろ側に痛みや痺れが出る場合は、背骨ではなくお尻の筋肉によって神経症状が出てしまっている可能性が生じます。



この様に症状の疑いがある場合の検査で陽性(=痛みが痺れが出る)場合は整形外科の受診をオススメします。

整骨院や鍼灸院では、レントゲンやMRIといった方法での検査を行うことが出来ない為、あくまで可能性があるということしかお伝えすることが出来ません。

要するに「確定診断」をすることが出来ないのです。

その為、気になる方は病院での受診をオススメする流れとなります。


鍼灸院でもできることはあります!

それが「症状を軽減するための治療」です。


【坐骨神経痛に効果が期待できるツボ】

1.局所治療

あえて、このような表現をします。

背骨のどの高さで障害が生じているかにより使うツボが異なります。

実際に神経を圧迫している背骨がどの高さかが判明すれば、そこを狙って鍼やお灸で筋肉を緩めるということが可能です。


2.環跳(かんちょう)

お尻の中心にある仙骨から大転子という太腿の外側にある骨を結んだ線上。

そこから3等分して大転子側から3分の1の場所。

特に梨状筋症候群の様にお尻の筋肉が硬くなって神経を圧迫してしまっている症状に効果的です。


3.承扶(しょうふ)

脚の付け根でお尻の下に出来るヒップラインの中央部。

深部に坐骨神経が通っている為、お灸や鍼で刺激することで坐骨神経痛の軽減が期待できます。


4.殷門(いんもん)

太腿の中央部で、上記の承扶と膝の中央を結んだ線上の中点。

ここも深部に坐骨神経が通っています。


5.委中(いちゅう)

「腰背は委中に求む」と言われるほど、背中や腰の痛みに効果的なツボ。

膝の後ろでシワの中央。

ここは深部に脛骨神経という坐骨神経を構成する神経が通っています。


6.承山(しょうざん)

ふくらはぎの後ろ側の中央部で、筋肉からアキレス腱に移行する場所。

こちらも脛骨神経が通るライン上にあるツボです。


7.足三里(あしさんり)

膝のお皿の外側ですぐ下にあるくぼみから指4本分したにあるツボ。

坐骨神経を構成するもう1本の「総腓骨神経」から分岐した深腓骨神経上にあります。


この様に鍼灸治療により、坐骨神経に影響のある部分を治療することで坐骨神経痛の症状を軽減することも出来ます。

腰や足の痛みや痺れが気になるという方は是非一度鍼灸治療を試してみても良いかもしれませんよ!



次回は「頭痛」についてです。

頭痛にもさまざまな種類があるので、少しでもお伝えできればと思います。

お楽しみに♪

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